2013年3月18日月曜日

なつやすみのえにっき


わたしのなまえは、とよこです。
これは五月のはなしです。
あるひ、わたしがにわでみみずをつっついていると、
たぬきがひょっこりやってきました。

「こんにちは。とよちゃん。ぼくはたぬきのたぬすけさ。きみにひまわりのたねをあげよう。」

そういって、ぽん、とひまわりのたねをわたしの手においていきました。そこで、わたしはそれをそだててみようとおもいました。

さっそく、もらったたねを、つちのほこほこしたところにうえました。みみずがいて、そのつちはよさそうだったからです。たねもげんきがでるといいな、とおもいました。

ふたばがはえてきました。ちいさなはっぱがふたつそろってでてきます。たぬきのたぬすけもきて、「それはふたばだよ。」といいました。「みずをやりすぎないようにきをつけけてね。」とも。わたしは、きをつけて水やりをしました。

六月には、ほそいぼうをつちにさします。すると、ひまわりがまきつくようになりました。ああ、こうやって、たいようにむかってのびていくんだな、とおもいました。

なつやすみのえにっきをつけることになりました。
わたしは、たいようににっこりまーくをかきました。わらっているたいようです。そのほうが、たいようらしいとおもいました。

ひまわりも、にっこりと花をひらきました。さんさんとおひさまが出るので、ひまわりもいきいき咲きます。それで、わたしはえにっきにも、げんきにわらっているひまわりをかきました。

ひまわりがいっぱいにひらいたころ、たぬきのたぬすけがまた来ました。「やあ、こんにちは。とよちゃん。ぼくのこと、覚えているかな。ひまわりをそだててくれて、ありがとう。」

「いえいえ。」とわたし。たぬすけは、ひまわりの花をのぞきこんで、「これはいいひまわりだ。」と、びっくりしました。わたしはほこらしかったです。たぬすけは、わたしのえにっきもみて、「よくかけているね。」とほめてくれました。

それから、たぬすけは、ひまわりの大きなはっぱをりょうてにもつと、ひまわりとダンスをはじめました。たぬきとひまわりがおどるのをみるのは、たのしいものです。それが、なつやすみのえにっきのしめくくりです。

すてきなえにっきになってよかったです。たぬすけと、ひまわり、どうもありがとう。