2014年8月20日水曜日

雨と木曜日(21)



僕の机のうえには、スナフキンの人形が置いてあります。2年前の誕生日に友人がプレゼントしてくれたものです。同じ友人が、去年はマザー・テレサの祈る写真(プロマイド?)を贈ってくれました。これまた、机のうえに置いてあり、毎日眺める場所にあります。そして、ときおりそっと手を合わせます。(写真のマザーもそうしているのです。)スナフキンとマザー・テレサ、素敵な取り合わせを実現してくれた友人に感謝しています。

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ほんとうに美味しい珈琲豆は……浅煎りで温度の低いお湯で淹れても、というより、そう淹れたときにこそ、美味しさが際立つ。という、仮説を立ててみました。実際には、深煎りで美味しい豆も、珈琲もあります。けれども、深煎りはごく一部の名店を除けば、もともと「珈琲らしい」味が出る焙煎ということでごまかされてしまう部分もあるのでは、と思うのです。このあたり、決定打は出せませんが、いまのところの試論はこうです。

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ジ・アメイジング・バド・パウエル(Vol.1)。「ザ・シーン・チェンジズ」の素晴らしさもさることながら、こちらも名盤の誉れ高い。2つの日時の録音が混在しており、若きソニー・ロリンズと組んでいたり、マックス・ローチのドラムスが入っていたり。バップ(ビ・バップ)と言われるジャズの様式(原メロディーが解体するくらいの即興演奏)の代表者のひとり、バド・パウエルのピアノはぐいぐい聴き手をどこかへ連れて行く。