2015.11.26.
再開、雨と木曜日。札幌11月の「どか雪」〜森彦のオーガニックコーヒー〜『ブラック・エルクは語る』。
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札幌は62年ぶりの積雪、とのこと。11月で40センチを超えるのはめずらしいという。土地のひとは驚くのだろうが、移住者の僕はそういうものかと歩きまわる。3日前には落ち葉を敷きつめて晩秋を思わせた景色が一変、翌日には真っ白になり、今朝は小木が雪に埋もれている。そして、3日ぶりの青空はすっかり冬を湛えている。こうでなきゃ、北海道の自然と喜ぶ。本来、自然はこういう力強さをいつももっているはずだよね。
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オーガニックコーヒーを森彦で買ってみた。札幌では有名な "MORIHICO." ブランドが "MA" という新しいお店を始めたのが数ヶ月前か。大通地下のよい場所にできた。MAは、MORIHICO Alternative. 従来の珈琲とはべつに、環境に配慮した「新しい（それに代わる）」珈琲を、とのコンセプト。バランスのよさそうな、メキシコベースのブレンドを飲んでみたが、濃厚で雑味のない味わい。あれこれと淹れ方を工夫しているところ。
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19世紀〜20世紀を生きた伝説の、と言ってもいいかもしれない、ラコタ族（またの名をディネエ。アメリカ先住民の一部族）の英雄ブラック・エルクの半生を読んでいる。彼が親しい白人に口述し、歴史を子供たちに残そうとしたのだ。ネイティブ・アメリカンと言うと、ロマンティックな格言が目立ち、僕もそこに惹かれてはいるが、赤裸々な歴史は、野営をくり返しながら理不尽な白人たちと戦い続けるもの。幼い日からの戦の歴史。
『ブラック・エルクは語る』、ジョン・Ｇ・ナイハルト著、阿部珠理、宮下嶺夫訳、めるくまーる、2001