2016年3月15日火曜日

本のカフェ「安心ルール」

本のカフェには、初参加のひともよくいらっしゃいます。そういう場にとって、参加者それぞれが「自分が守られており、安全である」と感じられることは大切です。

そこで、参加者の方が安心して本のカフェを楽しめるよう、「安心ルール」(セキュリティ・ポリシー)を設けます。


1.紹介者の話は丁寧に聴く。むやみに遮らない。
本のカフェは「勉強会」ではありません。紹介者の方は、思い入れや感想を自由にしゃべることができます。たとえば、事実のまちがいや解釈のゆき届かないところがあったとしても、紹介を遮って自説をぶったり、感想を否定しないでください。

「質問」や「補足、訂正」を入れることは自由にできます。より楽しく紹介を広げましょう。

2.オブザーバー、フリータイムについても同じ。知識や読書量のあるなしにかかわりなく対等に。
同様に、紹介者にかぎらず、オブザーバーの方も自由に質問、おしゃべりしてよいのです。知識や読書量のあるひと、専門家がえらいわけではありません。みな、対等に話を楽しむ場にしましょう。

3.好き嫌いや見方のちがいに寛容になる。
好き嫌いや感じ方、ものの見方のちがいは出てきます。そのとき、ちがいを容認するように、互いに寛容であるようにしましょう。批判は結構ですが、ゆきすぎないように気をつけて。

4.オープンポリシーを守る。
政治・宗教・人種については、デリケートな話題であるため、本のカフェをオープンな場に保つため、控えていただく場合があります。詳しくはオープンポリシーをご覧ください。

5.本のカフェは、参加者同士のSNS、連絡先の交換について中立的です。
本のカフェで、連絡先の交換、SNSのつながりを作ることは、個人の自由です。大人同士のおつきあいとして、自己責任でお願いいたします。

6.他人を明らかに不快にする言動、迷惑行為は禁止します。
ほかの参加者への誹謗中傷やいやがらせ、深酒による迷惑行為などがあった場合には、退出を願う場合があります。とはいえ、主宰・運営側も必ずしも全体を把握できませんので、「これは困る」と思われた案件は、その場で主宰へお伝えください。

7.マルチ商法、宗教や思想信条にかかわる団体への勧誘、営利目的の営業行為は禁止します。
本のカフェは、セミナーや「異業種交流会」の類ではありませんので、以上のルールは守っていただくよう、お願いします。

8.ほかの文化系イベントや作品公開の告知は積極的にどうぞ。
どこまでが「文化系」なのかは曖昧ではありますが、自分の作品や活動の紹介、本・アート・映画などに関する告知は、OKです。(この場合には、作品を売ってお金が入る、といった「営利」がかかわっても大丈夫です)。

9. これらのルールを大きく逸脱した場合、出入りをお断りする場合もあります。

10. 個人情報保護。
参加申込でいただいた個人情報は本のカフェにかかわる連絡にしか使用しません。許可なしに第三者に譲渡することもありません。

「安心ルール」(セキュリティ・ポリシー)は以上です。明文化すると堅苦しさもないではないですが、基本方針はシンプルに「楽しく気兼ねなく話せる場をみんなで作りましょう」ということです。

ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

主宰:木村洋平