2017.1.19.
木曜日更新のエッセイ。
今回は、Macのよいところ、困るところ〜地産地消の東南アジア珈琲〜『やし酒飲み』。
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Macを使い始めて6年ほどになる。インターフェイスはシンプルで使いやすいし、不具合が起きたときにかんたんにメンテナンスができる、等々、OSとしてはとてもよくできていると感じる。ただ、Chrome上でFacebookがきちんと動作しない(Safari なら動作するのだが…)とか、Kindle本を作成するときにMacのWordからだと画像が流し込めない、など小さな不具合はあり、マイナーさゆえかと思うと、Windowsへの乗り換えを考える。
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珈琲の産地でもある東南アジア。しかし、豆の生産量で2位のベトナム、4位のインドネシアらでは、牛乳と砂糖を入れた甘い珈琲が安く、屋台で提供されているのみであった。そこへ、高級な珈琲の飲み方が広がりつつある。たとえば、高級豆のトラジャを現地でハンドドリップして飲む、インドネシアの珈琲店。ブラックで本物のコクを知ると「もう元には戻れない」と地元の若者は言う。地産地消の動きでもあり、面白い。
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『やし酒飲み』、エイモス・チュツオーラ、土屋哲訳、岩波文庫、2012
* 「解説」も充実。