パスカル(1623-62)の『パンセ』は、「人間は考える葦である」の名文句で有名だ。そのため、理性を重んじる近代的な精神の幕開けの本、というイメージをもたれる。だが、実は神学的な要素を多分に含み、馴染みにくい本でもある。
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2017年5月29日月曜日
2017年5月25日木曜日
2017年5月24日水曜日
2017年5月19日金曜日
ヴォルテール『寛容論』を読む
『寛容論』は18世紀を生きた啓蒙思想家、ヴォルテール晩年の著書。寛容の美徳を包括的な視点のなかで説く。南仏のトゥルーズで起きた「カラス事件」をきっかけに書かれたが、時事的な側面は少なく、哲学として寛容が考察される。
雨と木曜日(128)
2017.5.18.
写真はららぽーと海老名にあるブックカフェ |
今回は、本の三本立て。『また、同じ夢を見ていた』(本との出会い)*『アイデア大全』*『やかまし村の子どもたち』(児童文学)。
2017年5月11日木曜日
2017年5月10日水曜日
ソロー『歩く』ーー野生のなかで生きることを見出す。
ヘンリー・D・ソロー(1817-1862)は、アメリカの思想家。マサチューセッツ州のコンコードという地域に生まれ、生涯のほとんどをそこで過ごす。近くの森に小屋を建てて2年生活し、その記録と省察を記した『森の生活』は代表作になっている。自然を尊重し、質実剛健な思想を発表していた。