2017年11月4日(土)16〜18時
恵比寿カフェ カルフール
9名+主催者
1000円+ワンドリンク
まずは紹介タイム。今回は2人で15〜20分と、一人あたりの時間を延ばしました。
可愛いレジュメ付きで一冊目は絵本『ロバのおうじ』。グリムからの再話です。自分勝手な王様と女王さまが魔法使いをだまして子供をもうけますが、ロバの子が生まれます。リュート(古いヨーロッパの楽器)を教わって旅に出たロバのおうじはお姫様と出会って……。紹介者さんは長崎にある「祈りの丘絵本美術館」でこの本に出会い、それをきっかけにこの絵本の朗読イベントを継続的に開催されています。
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参考画像:リュート |
二人目の紹介者さんは、いろいろな本をお持ちくださいました。中世ドイツの『ワルトブルクの歌合戦』『パルチヴァール』、ゲーテのメルヒェン。エンデ『モモ』の原書。紹介者さんによれば、主人公の魂に変化が起こってあっちの世界とこっちの世界とを行き来できるようになる話、それがイメージという手法を使って語られているのがメルヘンの醍醐味とのこと。
フリータイムは、テーブルを「島」に分けましたが、はじめはみなさん立ったまま立食パーティーのように語り合いました。ちょっと可笑しいですね。そのうち席につき、3箇所くらいに分かれてそれぞれのおしゃべりを。
オブザーバーの方で貴重な御本を持ってきてくださった方もいらっしゃいました。半透明紙を使った複雑な構造の絵本や、インドの伝説を版画で刷った本(限定部数)や、『トリスタンとイゾルデ』の写本を模造した本(ページの破れ方まで模写されている。オールカラーで糸綴じ手製本)など。
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貴重な本たち |