日時:2018年2月4日(日)17-19時
場所:恵比寿 カフェ カルフール
定員:8名+主催者
参加費:1200円+ワンドリンク
(25才以下は600円+ワンドリンク)
前半は、古今東西の思想書、文学から「遊び」という語を使った文例をいくつも挙げて、それぞれどのようなニュアンス、意味合いで使われているかを検討する、という内容でした。
* レジュメをこちらにアップしています。
結果として、「遊び」という言葉のもつダイナミズム、多様なレトリックに触れられたのではないかと思います。
後半は、自由に意見を出し合いました。
・日々に無常や生きづらさを感じる。楽しく生きているひとたちは、人生ぜんぶ「遊び」のようだ。
・「趣味」の研究をしているが、教育の分野では肯定的なニュアンスで捉えられることがとても少ない。
・真剣な遊びというものがある。真剣でない遊びはくだらないと思う。
・音楽を仕事にしているが、音楽は「遊び」だろうか?芸術はなんのためにあるのか。現実と対比できる、理想的な場を作ることか。
・仕事の業務を「こういう遊び」と捉えると気が楽になる。
・「遊び」には、「遊びを残す」といった「余白」の意味合いもある。いろんなイメージが湧き上がり、まるでトランプのジョーカーのようになんにでもなる言葉のようだ。
・マラルメは「思索とはなにか」と問われて、「遊びにはなる」と答えた。エックハルトは「神をあなたの心の中心に遊ばせなさい」と言った。
哲学をくわしく学んだ方がほとんどいない回でしたので、主催側としては裾野が広がる感じを覚えられました。みなさま、ご参加、応援ありがとうございます。
主催・文責:木村洋平
写真:木村、Sさん(Special Thanks!)