2018年3月31日土曜日

新刊:『ジャズの歴史物語』油井正一(文庫版)

ジャズ評論の世界的な名著、復刊。
油井正一(ゆい・しょういち)の『ジャズの歴史物語』が、二度の絶版を経て、このたび文庫化されました。


20世紀ジャズの興隆をリアルタイムで見聞しながら、独自の語り口と、「論理的な発展をするジャズ」という歴史観のもとで好評を博した著者。

もう発刊から50年近くが経ちますが、70年代までの波乱万丈なジャズ史を、たくさんのユニークなエピソードを交えて語って古びない、エキサイティングな本。

(ぼくは文庫版限定のディスコグラフィーと校正、アドバイスなどを担当しました。ディスコグラフィーは巻末に収録。お楽しみください!)

『ジャズの歴史物語』、油井正一、角川ソフィア文庫、2018

ピーター・フランクル氏の話

以下、ピーター・フランクル氏の話。彼は、国際数学オリンピック金メダリストで、算数オリンピック創設に力を尽くしたジャグラーだ。

2018年3月22日木曜日

マルグリットから見た『椿姫』

光文社古典新訳シリーズで出た『椿姫』を読んだ。永田千奈さんの新訳。すぐれた物語に引き込まれるとともに、訳者があとがきで述べるような「もどかしくて苦しくなる」感覚も理解できる。この訳業の真価はなんだろう?と考えた。

2018年3月14日水曜日

神楽坂モノガタリなど

ミーティングついでに神楽坂を歩いてきました。

最初はラカグに立ち寄って。本は企画によって入れ替えるみたい。もとは新潮社の倉庫ですよね。



2018年3月13日火曜日

最近、読んだ本たち

最近、読んだ本の報告。


まず、『苦海浄土:わが水俣病』。著者の石牟礼(いしむれ)道子さんはつい先ごろ、お亡くなりになりました。水俣病の記録にして、死霊と生き霊の声を響かせる、とまで言われる文学。

哲学カフェに参加してきました。

先日、新宿で開催されたエスプリプロジェクトの哲学カフェに参加してきました。陽の当たる明るいカフェで、13人(この日は多かったそうですが)、和気あいあいとしたよいムードでした。


哲学カフェは、もともと市民が集まるイベントです。この会もその通りで、哲学専攻のゼミとはずいぶん異なった雰囲気。どちらかというと、哲学を追求するのではなく、身近な問いを題材におしゃべりする仲間たち、という印象。

よいコミュニティ。楽しかったです。

2018年3月4日日曜日

【ご報告】本のカフェ第43回「2017〜2018年の本」@東京

日時:2018年3月3日(土) 13時〜15時
場所:恵比寿カフェ カルフール
参加者:7名+主催者 
参加費:1000円+ワンドリンク
    * 25歳以下の方、ワンドリンクのみ。


今回は2017〜2018年に出版された「新しい本」を紹介しよう、というテーマで開きました。