札幌にあった「くすみ書房」の店主が遺した原稿をもとに作られた本。
そこに学者の中島岳志(なかじま・たけし)さんが文章を寄せており、印象的なフレーズがありました。
(政治は)「永遠の微調整」。
中島さんはかつてくすみ書房の大ファンになって、お店のそばに移り住み、ついでに地域おこしを手伝います。
具体的には、発寒(はっさむ)商店街を再興させようとします。政治学者でもあった中島さんは、そこで地域でなにかをするということは「永遠の微調整」である、と感じました。そして、それは政治一般について言えることではないか、という洞察を得ます。
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これを読んで、ぼくは、
日々の人間関係も、家族とのかかわりも、自分を改善することも、実は「永遠の微調整」なんじゃないかなぁ、と思いました。
一回変えておわり、じゃない。いつまでも、日々ちょっとずつ。