2019年2月22日金曜日

編集者はずるい?

かつて本を書きながら、「編集者は一瞥(いちべつ)しただけで原稿をボツにできるし、採用もできる。立場が強いのかな」と漠然と思っていた。


自分が編集者になってみると、「編集者ってこわい…かも。著者さんが100の労力で仕上げたものに、10くらいの労力で手を入れてしまえる」と実感した。

編集者はずるい? (いえ、ぼくだけです。)

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「いや、じつは編集の仕事のほんしつはね…」などとは語れない。

ただ、ぼくがいつも心がけていることは、「みんなが気持ちよく仕事できる場を作ること」。作家さんも、装幀するイラストレーターの方も、組版をしてくれるひとも。

編集はチームプレイ。

読者が楽しいと思える本を届けるのに、やはり、はたらく側も気持ちよくアウトプットしたのだ、ということは大切だと思う。


* 注:同業の編集者のみなさま。編集の多岐にわたる仕事の大変さをたびたび痛感しています。つながりをもてるとうれしいですし、いつもひとから学んでおります。