反骨であれ。
反骨は、社会に対する深い善意から生まれる。
人々への愛から生まれる。
そして世界に希望を乗せる。
なぜなら反骨とは、
社会に抗いながら、
それに献身することだから。
選ぶ孤独は、ひとづきあいの悪さではなく、
世の中に迎合することの拒否である。
詩のかなめは素直さだ。
素直さを失えば、理屈しか残らない。
理屈はすべて打算である。
素直さを捨てることは、人間の敗北だ。
素直さとは純真である。
詩は原初の言葉だ。
詩心は素直さの水に浸されている。
素直さは天性の子供らしさに根差している。
が、その純粋さと世の不条理との、戦いの後にしか生まれない。
──素直さは遊戯である。
反骨は素直さに至り、素直さは反骨を生む。