2021年6月23日水曜日

5月6月の「思索メモ」より


日々、思いついた考えや言葉をメモに取っています。
ここでは、5月と6月の「思索メモ」より、抜粋します。
思考の断片です。

狩猟採集民も農耕民も結局のところ、土地に根ざすという一点では変わらない。

ではなぜ、古代ユーラシア人、原日本人、アイヌの人は舟でアラスカへ渡ったのだろう。

"かっこいい上司ってどんなひとか? かっこわるいを引き受けて、かっこいいをひとにあげられるひと。"

一部の人は言う。
「大事なものが失われて行きますね…」と。

僕は言う。
「取り返しのつかないものを取り返しに行く過程が人生だ」と。
勇気を出せ。


この国で最も恐ろしい戦いは、反政府ではなく、反世間をやることだ。

運命の天秤は必ず釣り合う。

砂漠の上で、水を生み出し続ける仕事。

世間には、人間はいない。
世間のなかでそれを超克するものだけが、人間になれる。

今の時代、本当に求められていることはアドバイスでも治療でもない。聞くことだ。

本当のニーズとは、聞くことなのだ。

表現の壁。
なぜ表現が届かないのか。表現の仕方の、テクニックの問題ではなく。表現を聞くひとがいないからだ。
表現には心を込める。それには時間がかかる。心のこもった表現を聞くひとが要る。

"かそけき声を聞き取る者"

木を切っちゃいけないんだよ。木は伸ばしておくんだ。それがエシカルなんだ。

そして、まっすぐに穏やかに愛すること。

からだのなかに血流とともに音楽が流れる。脈打つ。それが歌になる。

情熱とユーモア。歌や踊りの表現。令和のトレンド

焦らないこと。浮つかないこと。


"あなたは平均的な一人の人間なのよ。あたりまえに労働して、あたりまえに死んでいけばいいの。みんな同じなんだから。もし、あなたが自分は特別だと感じることによって苦しむのなら、それは認知の歪みのためではない?" ──そう言われたとして、僕はなんと答えればよいのだろう?

力をたのむ者は力によって滅びる。

社会の歯車が好きか? 安定して。

スピノザとキリスト教とグノーシス思想とはすべて次元を異にしながら、重なり合い、遊戯の哲学に融和する。

モモにひとつだけ足りないのは、ものを考えるということ。
読者がそれをやらないと、ただの寓話になってしまう。


"夏は、あたかも永遠を眼前に望むかのように、なんの憂いもなく静かにそして悠々といる、忍耐強い人々のところにだけくるのです。" 
若き詩人への手紙 リルケ

其は力に満ちていながら、力みなく滞りなく緩やかである。其は芯を通していながら、硬さなく直なく揺らいでいる。


(もう20年くらい、思いついた言葉をメモする生活をしています。古いノートはずいぶん捨ててしまいました。)