日時:2015.1.11.(日)14-17時
場所:恵比寿のカフェ カルフールにて。
参加者:12名+主宰
参加費:1000円+ワンドリンク
僕(主宰の木村)の案内トークのあと、みなさんの自己紹介。お題は、「本の読み方」。積ん読する、寝転がって読む、そのまま「寝落ち」する、映画の原作を読む、電車のなかで隙間時間に読む、古典を読みながらTwitterする、などなどユニークな読み方がいろいろと出てきました!
その後、「本の紹介タイム」では4冊の本が紹介されました。その部分のレポートは、今回、初めてひとにまかせて書いていただきました。それが以下です。また、本の紹介タイムのみ、Ustreamで中継しました。参加者のおひとりが機材を用意してくださり、大変お世話になりました。30人近く、視聴してくださったようです。ありがとうございました。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
1冊目『ブルネイでバドミントンばかりしていたら、なぜか王様と知り合いになった』。外務省勤務の外交官が赴任したブルネイでの生活を描くノンフィクションエッセイ。豊かな国ブルネイ。それだけに外交交渉がうまくいかない。現地のひとびととの繋がりのきっかけとなったのはバドミントンだった。著者の視点で読むのも面白い一方で、著者の家族の視点で読むとまた違ったものが見えてくるというのは紹介者さんの談。
3冊目は希望に関する言葉を集めた名言集『Words on Hope』。小さなメモ帳くらいの大きさのかわいい本。挿絵として絵画も載せられている。なんでも紹介者さんがイギリスに行ったときに買った本なのだとか。いくつかお気に入りの言葉を紹介してもらいました。「〔…〕Today is the gift. 今日は贈り物である。なぜなら、現在はpresentだから」という話が印象的。
4冊目は『ゼラニウムの庭』。もし僕たちのなかにひとりだけ時間の流れ方が遅いひとがいたとしたら…というお話。歪な時間を抱え生きる登場人物とその周囲のひとびととの関係を通して、読者の抱える時間が照らし出される。「普通に生きて、普通に死ぬ幸せ」という言葉に楔を打たれたと語る紹介者さんは、“時間”について、経験を共有する幸せについて考えたという。
* * *
本で繋がり、弾むような会話のなか共有された経験は、贈り物のように感じる時間でした。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
後半のフリータイムでは、ブルネイがどんな国か(石油で潤い、税金がないとか?)、ボルネオとどうちがうのか、といった話題。それに、図書館・図書室の運営の話。俳句誌の紹介、キャリアと契約しないMNVOの最新スマートフォンの話など。
主宰 木村洋平
文責 木村洋平、オルフェウス