2015年1月14日水曜日

ひとづきあい

ひとづきあいは、よいところを見つけたときに始まるけれど、お互いボロが出るようになってからが面白い。

ひとづきあいは、長所に惹かれ合うことから始まりやすい。お互い、初対面であれば、なおさらだろう。まずはお互いのよさを認めて、「気が合う」「話が合う」などと思う。

けれども、長続きする友人を思い浮かべると、長続きする理由は、むしろ欠点が似ているためである場合が多い。欠点が似ていると、お互いどうしてバカなことをしでかすのか、感覚で理解できるから寛容になれる。この「欠点が似ている」ことの方が、「長所が似ている」ことよりも大事だと感じる。

ひとづきあいは、お互いよいところを見つけて始まるとしても、むしろ、欠点を理解し、認め合えるかどうかの方が、面白みであるように思う。