2016.11.3.
木曜日更新のエッセイ。
今回は、札幌の紅葉をふり返る〜サードウェーブの珈琲豆〜『日本人が知りたい ドイツ人の当たり前』。
東京は8月から雨がちと聞くが、たしかに寒くて秋晴れが少ない。札幌はもう冬に入ったようだ。いまひとつ綺麗な写真が撮れないので、紅葉の頃をふり返ってみたい。北海道神宮〜円山公園を歩いた。銀杏がまだ色づきかけたところ、もみじはやっと赤くなり、白樺はほぼ黄葉していた。境内にある六花亭の茶屋はにぎわい、みんなで100円のお餅「判官さま」を食べている。ほうじ茶は無料。気持ちのよいカフェみたいだ。翌日は初雪になる。
サードウェーブらしき珈琲豆をいただいた。サードウェーブ（第三の波）とは、産地の農園やトレーサビリティ（流通経路の透明性）にまでこだわった、新しい珈琲提供のかたち。とくに「スペシャルティコーヒー」（定義はいろいろなようだ…）を提供する。大阪の心斎橋に焙煎所があるお店。粉の状態でいただき、鮮度がすこし落ちたかもしれないが、爽やかで明るい味がする。酸味は「柑橘系」と言われたりする、おいしいものだ。
GARDEN BAR&COFFEE JAPAN
http://coffeejapan.net/
『日本人が知りたい ドイツ人の当たり前』。ドイツ語中級者向けのおもしろ学習本。左ページにドイツ語、右ページ日本語の対訳形式で、見開きでひとつの話題を扱う。ドイツ人の日常や常識、風俗、地理や歴史の認識など、多岐に渡る話題が、どれもコラムを読むようで楽しい。対訳なので、わからない単語を含めて、ドイツ語をさらさら読める。オクトーバーフェストの起源、若者のシェアハウス etc... 日本語パートの内容だけでも十分なボリューム！
『日本人が知りたい ドイツ人の当たり前』、鎌田タベア、栁原信洋、三修社、2016