2019年2月22日金曜日

明日、革命をしません

いまの状況をもっとよくしたい、そのためにじぶんを変えてしまいたい、と思うことはある。「じぶん革命」を起こすべきだろうか?


哲学者のヴィトゲンシュタインは「自分を革命できる者が本当に革命的なのだ」と書きつけた。

なるほど、外に向かって、社会や他人を革命しようという動きは、いつもうまくいかない。
大破壊か、大殺戮か。行き着くのはそういうところ。

それなら「じぶん革命」をするしかないと思われるが、ぼくはそもそも「革命」を信じない。

次の一歩で行けるのは、いつも半径一歩以内。

だから、

焦らず、(革命をのぞまず)
ゆっくり、(三歩進んで二歩下がるぐらいのペースで)
じっくり取り組む。(長い時間をかけて……)

それ以外にじぶんの根っこを、じぶんが置かれた状況をしっかり変える道はないのだと思う。

──こわすのはかんたんなのに、つくることはどうしてこんなにむずかしいのだろう?