2019年8月26日月曜日

【ひと】「ガンガンいこうぜ」対 "JAPANESE MANNER"


今年、「大物」の社長と話す機会があった。「おお、木村洋平!」と最初の挨拶からフルネームで呼ばれた。

まったくの「攻める」ひとで、おおらかに自己開示し、「じぶんはこういう人間だ」「おまえの本は読んだ。おう、おまえはどういう人間だ」という話しぶり。そして、ごきげんな笑顔。



とても好感を覚え、心地よい驚きがあった。
率直にオープンに丁寧に話し、芯でぶつかり合おうというスタンス。

ドラクエの作戦で言えば「ガンガンいこうぜ」。

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それに対して、ふだん会うひとは「守り」が多い、と感じる。


クラムボン(J-POP)に "JAPANESE MANNER" という曲があるが、その歌詞は可笑しい。お世話になって恐縮している日本人の作法を風刺している。

とはいえ、社会的なコードを意識してコミュニケーションするのはそれでもいい。

しかし、もっとベースにある人間関係の持ち方はもどかしい。「おとなしくひかえめに婉曲に」接する行き方が過剰に感じる。

ほんとうは、こちらの良い点も欠点もスパッと言ってくれるようなひとこそ貴重では、と思う。

オープンに率直に話せるつながりを、取引先やフリーランス仲間とも築きたい。