道端 |
2020年 元旦
新年あけましておめでとうございます。
昨年は良い本に出会い、良い人に出会い、ものごとが動き出しました。
今年は起業に挑み、また読書に真剣に向き合おうと思います。
リルケの詩より──
そして私がいま書物から眼をあげると
訝しい(いぶかしい)ものは何ひとつなく すべてが偉大であるだろう
かしこの戸外(そと)にあるものは 私がこの内部で生きているもの
そしてこことかしこと すべてに限界はないのだ
……
大地は大空をことごとく抱擁するかと思われ
最初の星は最後の家のようだ
Der Lesende (読書する人)
『リルケ詩集』富士川英郎訳、新潮文庫、1963
本年もよろしくお願いいたします。
木村洋平