2020年4月10日金曜日

【エシカル×哲学】フリードリヒ大王の笛


Twitterのタイムラインを見て、考える。

──じぶんにとって「家父長」に当たりそうなものをむやみに叩いているうちは、隷従のメンタルを抜け出せない。自立して、大人になろう。と。

影響力の大きそうな組織、少し昔に輝いた人間、偉そうな立場にあるひとを片っ端から攻撃して「絶望」の身振りをする。ものごとを丹念に知ろうともせずに。

そういう態度はめぐりめぐって自分を彼らに隷属させる。裏返しに。


──フリードリヒ大王は笛を吹いた。音楽が鳴るあいだ、貴族も臣民も打ち解けた一体感を覚えたかもしれない。お互いが対等である、と。

どこの誰とであれ、対等に向き合うことでしか、道は開けない。交渉するなら粘り強く、戦うなら堂々と、進む。