エシカルな、サステナブルな世界を作るには今の世界を動かしていくリーダーシップが大切になるでしょう。
先日参加したイベントで、国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉さんのスピーチを聴きました。
中満さんは「ガラスの天井」があるなかで、国連の上級職に就いた女性です。
短いスピーチのなかには複数のテーマがありましたが、「リーダーシップ」について彼女が話したことをほぼそのまま文字起こししました。
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BuzzFeed Japan主催イベント
「私たちは2021年の日本をどう生きる?」2021.3.6.
国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満泉さんのスピーチ(14:50-15:00)より
"近頃、リーダーシップについて考えます。
リーダーとは、必ずしも政府や大きな組織を指導するひとのことではありません。
むしろ、社会の様々な場所(いろいろな組織、コミュニティ、グループ)で、変革のための「行動」をまとめるひとのことだと考えます。
私は、今の時代のリーダーには、4つのことが求められていると思います。
1. 不確実で混沌とした世界だからこそ、しっかりとした歴史観と知力を持ち、未来をどのような世界にしたいのかへのヴィジョンをもつこと。
2. 大変化、パラダイムシフトを恐れず、それを可能にする勇気と決断力を持つこと。これまで通りのやり方でよいはずはありません。新しい考え方をどんどん試していくこと。
3. 多様な意見、異なる考えをプラスと考え、それらに耳を傾ける自信と柔軟さを持ち、ボトムアップを可能にし、社会変革へのプラスの力にできること。これは多様な考え方から、アイデアやヴィジョンを生み出す力とも言えます。
4. 分断が問題になる今だからこそ、真に誠実さや、最も弱い立場にいるひとに心を寄せて共感する力を持ち、他人や地球、自然に対して謙虚さを持つこと。
私はとくに若い女性たちがそういうリーダーになれるのでは、と思っています。”
以上です。
この4つのポイントはとても重要だと感じました。
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最近、TED でアフリカ、ガーナ出身の男性が、リーダーシップについて印象的なスピーチをしていました。
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