2015年6月27日土曜日

【古楽ラノベ】こがくりお〜第二幕「ゆる古楽部ひとりぼっち」

第一幕「りゅーと誕生」よりつづく。

あらすじ:古楽一家に生まれた佐藤りゅーとは名門校、国際自由学園のリベラルアーツ学部に入学し、もう古楽とは距離を置いて、キャンパスライフをエンジョイしようと思っていた。しかし……

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ここは、国際自由学園の敷地のはずれ、学生会館の2階だ。やたらさびれた会館の一室、ベニヤ板で仕切られた空間にひとりぼっちで座っている。扉の外には「ゆる古楽部」と書かれたホワイトボード。どうしてこうなったのか。

2015年6月26日金曜日

【古楽ラノベ】こがくりお〜第一幕「りゅーと誕生」


俺の名前は佐藤りゅーと。どこにでもいるはずの学生だ。変わっているのは、まあ、名前くらいだと思いたい。ちなみに、二つ上の姉は「りら」で、五つ下の妹は「くらう゛さん」。そう、うちは古楽一家なんだよ。

2015年6月25日木曜日

まるやまミュージックソンに出演します


札幌、円山で初夏に開かれる音楽のお祭り。今回が10回目となる「まるやまミュージックソン」に参加します。

日時:2015年6月28日(日) 14時〜(45分)
場所:オーガニックカフェ 青い空流れる雲(南1条西22丁目)
料金:無料。オーダーなしも可。

雨と木曜日(52)

2015.6.25.


毎週、木曜日更新のエッセイ。今回は、「セレネッラ」と呼ばれるリラ、グリーンコーヒー、『窓ぎわのトットちゃん』の三本立て。グリーンコーヒーはちょっと貴重な情報です。

2015年6月21日日曜日

流動性のゆくえ


流動性というものに惹かれ続けている。他方、この世界は「固定化」と「システム化」を原理としている。

2015年6月20日土曜日

本のカフェ「オープン・ポリシー」

本のカフェその他、木村が主宰するイベントにおいて、「政治」「宗教」「人種」に関する話題を控えていただくよう、お願いいたします。

2015年6月19日金曜日

【ご案内】本のカフェ第21回@札幌

*3名の紹介者、5名のオブザーバーのお申込をいただいています*


日時:7月19日(日) 19-21時(18時半、受付開始)
場所:トオンカフェ(中島公園駅、徒歩2分)
定員:10名
参加費:1000円+ワンオーダー(学割:500+ワンオーダー)

スイーツは、とくにセザンヌセット、フードはハヤシライスほかどれもおすすめ。

【本と珈琲豆】『ドゥルーズの哲学原理』國分功一郎


政治哲学、スピノザ〜ドゥルーズがご専門の國分功一郎さんによる『ドゥルーズの哲学原理』。國分さんにしては難解な本だが、入門書の趣も7割くらい。以下、かんたんに紹介してゆこう。

2015年6月18日木曜日

雨と木曜日(51)

2015.6.18.

今回は、画家のアトリエ〜佐藤珈琲の落とし方〜ハックリベリー・フィンの冒険。

真駒内の駅の本屋さん

【童話】ヨルノ・コーヒー

夜の珈琲には禁じられた味わいがある。コーヒーカウンターにて。

「ヨルノ・コーヒーを一杯」
「午後7時23分。夜7時を過ぎたら、ヨルノ・コーヒーになります」
「よろしく」
「眠れなくなってしまいますよ。いいんですか」
「いまも、珈琲の夢から覚めないんだ」


2015年6月17日水曜日

「傷つくまで愛しなさい」(マザー・テレサ)


マザー・テレサは「傷つくまで愛しなさい」"Give until it hurts" と言っている。それは、ひょっとして「頑張りすぎるほど、愛しなさい」(たとえば持ち物をいきなり、ぜんぶあげてしまうなど)よりも、「愛することそのものにおいて、それが受け入れられがたいことに傷つきながら、それでも愛しなさい」ではないかーー。

2015年6月11日木曜日

雨と木曜日(50)

2015.6.11.


毎週、木曜日更新のエッセイ。今回は、くすみ書房閉店〜サッポロ珈琲館ハワイ・ノースショア〜『ギリシア神話』串田孫一。

2015年6月10日水曜日

【場面】哲学って…

メールをもらった。

「でも哲学ってやっぱり大変ですね、答えがない問題を考えなくちゃいけない。
すごいですね。
新しい世界秩序の創造みたい。」

うん、そうなんだよ。


2015年6月8日月曜日

【本と珈琲豆】新訳『神学政治論』を読む(3)

【本と珈琲豆】新訳『神学政治論』を読む(2)よりつづく。

さて、最後の1/3では、政教分離が説かれる。スピノザは、「至高の権力の担い手たち」(政府)に誰もが権利を委譲する(全面的にではない)ことで、国家ができ、国家は臣民の安全を守る、という一種の「社会契約説」を描く。そして、ここに宗教の権威者たちが介入すべきではないこと、そうすればよくない結果が起きることを実例を交えて説明する。

【本と珈琲豆】新訳『神学政治論』を読む(2)

【本と珈琲豆】新訳『神学政治論』を読む(1)よりつづき。

本書の次の1/3で、スピノザは、後世の文章や解釈者の独断論を排して、聖書そのものだけに基づいて聖書を読解することで、聖書が複数の著者による長い期間に渡って書き継がれた生成物であることを示していく。また、字句通りに信じる必要もないことを示す。いわば、聖書の「テキストクリティーク」が始まる。

【本と珈琲豆】新訳『神学政治論』を読む(1)(全3回)


スピノザ『神学政治論』の新訳、光文社古典新訳文庫の吉田量彦訳はとてもよかった。現代にスピノザが生きていたら…という方針で、まるでスピノザが話したように訳している。注釈も充実しており、見開きで読める脚注もうれしい。また、推敲と注意深さを感じる。

【ご報告】本のカフェ×ビッグイシュー×MORIHICO.

日時:2015年6月6日(土) 15-18時
場所:Plantation グルニエ
参加:10名
参加費:1500円(ドリンク付き)


第19回目に当たる本のカフェは、雑誌ビッグイシューの特集を組みました。(ビッグイシューってなに?という方はこちら(Q&A))。

2015年6月7日日曜日

【本と珈琲豆】『山のパンセ』

哲学者、詩人、随筆家、そうした夢のような浮遊感のある肩書きをもつ、串田孫一さんは冬山を愛する登山家で、150冊を超える著書を残した人物でもある。


【ご案内】本のカフェ第20回@札幌



日時:7月4日(土) 15-17時(14時半、受付開始)
場所Cafe & Shop Seed(東西線、西18丁目駅すぐ)のレンタルルーム
定員:10名
参加費:1800円(ドリンク、ケーキプレート付き)学割:1200円

2015年6月3日水曜日

雨と木曜日(49)

2015.6.4.

今回は、ポストカードと絵葉書〜高島屋珈琲(北斗市)〜須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』。

白樺の手紙


「白樺の樹皮は幹からはがすと木が死んでしまいます だから生きた木からは決してはがしてはいけないのですが これは、冬に倒れてしまったコテージの木からとって来ました。これに昔の人は手紙を書いたそうです」