油井正一(ゆい・しょういち)の『ジャズの歴史物語』が、二度の絶版を経て、このたび文庫化されました。
20世紀ジャズの興隆をリアルタイムで見聞しながら、独自の語り口と、「論理的な発展をするジャズ」という歴史観のもとで好評を博した著者。
もう発刊から50年近くが経ちますが、70年代までの波乱万丈なジャズ史を、たくさんのユニークなエピソードを交えて語って古びない、エキサイティングな本。
(ぼくは文庫版限定のディスコグラフィーと校正、アドバイスなどを担当しました。ディスコグラフィーは巻末に収録。お楽しみください!)
『ジャズの歴史物語』、油井正一、角川ソフィア文庫、2018