2018年10月25日木曜日

新刊『未来の音を聴く』11月3日発売!



編集を担当した新刊です。『未来の音を聴く:「音楽的な耳」を育てるウィレムスの教育』。「未来の音」=「これから鳴る(鳴らす)音」を頭の中でイメージしておくことの大切さを説き、そうできる耳を育むメソッドを開発したエドガー・ウィレムス(1890-1978)のお話。

2018年10月18日木曜日

この頃、このところ


半袖を着て歩くのも今年最後かな、と思うような日々。
Tシャツ一枚というのは気楽だ。

2018年9月14日金曜日

『夜空を見上げて』まえがき


Kindle新刊『夜空を見上げて』の「まえがき」を公開します。

【新刊】『夜空を見上げて:大人のための童話集2』



Kindle出版で『夜空を見上げて:大人のための童話集2』を刊行しました。

前作『ちょっと木になる童話集』に続く作品群。
まえがきにはエンデの言葉を引いています。
(まえがきはリンク先で読めます)。

ひとつひとつのお話は、前作と同じように独立しており、絵本風、詩、デンマーク民話風、ギリシア神話風、掌編の児童文学など、いろいろな作風を揃えています。どれもごく短いものです。

<目次>

ロマンス語の帽子
チコリー
デンマークの靴屋さん
たこのまくら屋さん
ジンジャーエールの涙
青い小舟
エーリュシオンの野
エンディミオンと銀の月
アテュス
幸福な子供/星屑の子供たち
メッセージボトル

お楽しみいただけたら、幸いです。

ちなみに、表紙絵は札幌在住のイラストレーター、雑貨制作もおこなう濱里楓さんの作品をお借りしました(ホームページ)。ペン画の緻密さが活きたファンタジックな雰囲気に惹かれてお願いしました。濱里さん、ありがとうございます。

(表紙絵の原題は「Room1 −子ども部屋−」と言い、「Room2 −夢の部屋−」「Room3 −大人の部屋−」から成る3部作のひとつです)。

スマートフォンでは、Amazonページでご購入後、Kindleアプリをダウンロードしていただくことでご覧いただけます。ほか、Kindle端末はもちろん、iPadなどのタブレットでもお読みいただけます。

2018年9月13日木曜日

レイニーデイカフェ+平松麻個展

西麻布にあるRainy Day Bookstore & Cafe に行ってきました。表参道から徒歩12分。住宅街のなかにぽつんとあり、1Fはスイッチ・パブリッシングの本社、地下がカフェです。

2018年8月23日木曜日

【新宿】オシャレ電源+Wi-Fiカフェ Caffice(カフィス)


新宿でコワーキングスペース的な場所を探しており、くわしそうな友人に「ここがいいよ!」と教えてもらいました。

全席に電源がひとつずつあり、高速Wi-Fiの飛ぶカフェ、Caffice(カフィス)です。

2018年8月10日金曜日

トマス・アクィナスと、デカルト、スピノザの意外と近い距離


最近、デカルト『省察』(ちくま学芸文庫)、岩波新書『トマス・アクィナス』を読んで考えたこと。学んだこと。

2018年8月7日火曜日

近況報告:仕事とか本とか音楽とか


7月は忙しくしていました。4件くらい並行して案件を抱えたり。後半はほとんど友人に会う機会もなく、8月始めまで駆け抜けて……。

2018年7月20日金曜日

芥川賞『送り火』高橋弘希と「オリエンタリズム」

先日、芥川賞を受賞した高橋弘希さんの『送り火』の感想です。


〜以下、ネタバレを含みます〜

2018年7月9日月曜日

【ご報告】哲学で遊ぶ、哲学を書く SFワークショップ

2018.7.8.(日)16〜19時
恵比寿 カフェ カルフール(ギャラリールーム)
参加:8名
参加費:1200円+ワンオーダー


友人との共催で、『遊戯哲学博物誌』を素材としながら、レクチャー形式によらない「哲学ワークショップ」を開催しました!

2018年6月8日金曜日

【告知】哲学で遊ぶ、哲学を書く SFワークショップ

遊びをテーマとした哲学の本『遊戯哲学博物誌』(2017)を素材として、「哲学を書いてみる」ワークショップを共催します。

日時:2018年7月8日 16時〜19時
場所:恵比寿 カフェ カルフール
定員:10名
参加費:1200円+各自オーダー

以前の哲学カフェ
今回の目的は「哲学を書いてみる」(=文字でアウトプットしてみる)こと!
……哲学ってなんだろう?と思ったひとは、いま流行りの『漫画 君たちはどう生きるか』なんて、読んでみてください。

あるいは、自己啓発やビジネス書の類でもよいのです。「なんのために働くの?」「人生ってなにを目標にするのかな」それも哲学です。ぼくらの周りには「哲学」があふれています。

でも、「自分で哲学をする、書いてみる」機会って意外とないのではないでしょうか? ──今回は、そんな学び合いの場を作ってみたいと思います。

〜・〜・〜・〜・〜

さて、ワークショップ本体は、SF的な設定のゲーム形式です。こんなイメージ……

──時は2118年、「大災厄」ののちの日本。大災厄とともに『遊戯哲学博物誌』の原本は消滅し、断片のみが残されている。著者もすでにいない。ワーキングチーム(* 参加者のみなさま)はオリジナルな仕方で本の復元を試みる。


<プログラム>
自己紹介、2チームに分かれる
『遊戯哲学博物誌』の断片から気に入ったものを選び、チームごとにワーク
自由な復元案を発表する
今日の振り返り

* 途中、休憩が2回入ります。

*「哲学」を勉強(独学、専攻など)していない方も歓迎です。
*『遊戯哲学博物誌』は課題図書ではありません。読んでくる必要はありません。
*当日、ご用意いただくものは筆記用具くらい(持ってこなくても可)です。気軽にお越しください。

お問い合わせ・お申込
kimura.youhei.01あっとgmail.com

お申込は木村が使っているSNSでも受け付けます。

共催のamdさんといっしょに最後までブラッシュアップし続けて、すごく楽しい企画をと心がけています。

よろしくお願いします。

主催:木村洋平、amd

2018年6月6日水曜日

【新刊】『穏やかな看取りのために』

6月15日『穏やかな看取りのために:15の事例で学べる介護のポイント』が発売になりました。いま介護しているひとも、これからの方もきっと得るところのある本です。


2018年6月1日金曜日

ファシリテーターとはなにか

『かかわり方のまなび方:ワークショップとファシリテーションの現場から』(ちくま文庫)を読んだ。小休止している本のカフェを再開するヒントが得られた。


2018年5月27日日曜日

哲学カフェ、その先へ


最近、哲学カフェは人気がある。首都圏に数多くあるようだし、僕自身も参加してみて、思うところができた。ここでは、哲学カフェに感じがちな限界を見つめて、「その先へ」進むことのメリットとデメリットを考えてみたい。(しかし、僕はちょっと現場経験が足りないかもしれない)。

2018年5月11日金曜日

『遊戯哲学博物誌』の案内板 その7

その6からのつづき。


今回の「その7」で一旦、連載を終わりたいと思います。テーマは、『遊戯哲学博物誌』が目指したものはなにか?

2018年5月7日月曜日

『遊戯哲学博物誌』の案内板 その6

その5からのつづき。

今回は、全体の構成をおおまかに整理してみます。全43章を6つくらいに分けられるでしょうか。


2018年4月28日土曜日

新刊『君もガリレオになる』

物理・数学・科学史好きなひとのための本『君もガリレオになる』が刊行されました!


ガリレオは最晩年、力学の問題に取り組み、斬新な成果を上げます。しかし、ガリレオと言えば、望遠鏡を製作して天体観測したエピソードの方が有名ではないでしょうか?ガリレオの力学への貢献はあまり知られていないように見えます。

2018年4月17日火曜日

『遊戯哲学博物誌』の案内板 その5

その4からのつづき。


今回は、閑話休題。書き終えての感想を書いてみます。

2018年4月13日金曜日

辻村深月『かがみの孤城』

本屋大賞2018に選ばれた『かがみの孤城』。


2018年4月9日月曜日

『遊戯哲学博物誌』の案内板 その4

その3からのつづきです。

古代ギリシアの原点に立ち戻る

今回は、最初の1〜3章と、最後の2章の話をしたいと思います。前回、書いた通り、ここにはこの本のエッセンスが抽出、凝縮されています。

『遊戯哲学博物誌』の案内板 その3

その2からのつづきです。

まずは、この本の問題設定を確認したいと思います。哲学としての問いです。

ふたつの問い、「世界とはなにか」(世界はどのように成り立っているか)「善く生きるとはどういうことか」が根本にあります。


2018年4月8日日曜日

『遊戯哲学博物誌』の案内板 その2

その1からのつづきです。『遊戯哲学博物誌』の紹介。


なぜ「遊び」なのか。

『遊戯哲学博物誌』の案内板 その1

『遊戯哲学博物誌』を刊行してから半年ほど経つあいだに、いろいろな声をいただき、いろいろな読まれ方をされている!と少し驚いています。


なにかに突き動かされるように書き切った本でしたが、いま、反響を踏まえながら、わかりやすい紹介を兼ねて、ポイントをまとめてみます。


一段落ついた著者からの「案内板」のつもりで……

2018年3月31日土曜日

新刊:『ジャズの歴史物語』油井正一(文庫版)

ジャズ評論の世界的な名著、復刊。
油井正一(ゆい・しょういち)の『ジャズの歴史物語』が、二度の絶版を経て、このたび文庫化されました。


20世紀ジャズの興隆をリアルタイムで見聞しながら、独自の語り口と、「論理的な発展をするジャズ」という歴史観のもとで好評を博した著者。

もう発刊から50年近くが経ちますが、70年代までの波乱万丈なジャズ史を、たくさんのユニークなエピソードを交えて語って古びない、エキサイティングな本。

(ぼくは文庫版限定のディスコグラフィーと校正、アドバイスなどを担当しました。ディスコグラフィーは巻末に収録。お楽しみください!)

『ジャズの歴史物語』、油井正一、角川ソフィア文庫、2018

ピーター・フランクル氏の話

以下、ピーター・フランクル氏の話。彼は、国際数学オリンピック金メダリストで、算数オリンピック創設に力を尽くしたジャグラーだ。

2018年3月22日木曜日

マルグリットから見た『椿姫』

光文社古典新訳シリーズで出た『椿姫』を読んだ。永田千奈さんの新訳。すぐれた物語に引き込まれるとともに、訳者があとがきで述べるような「もどかしくて苦しくなる」感覚も理解できる。この訳業の真価はなんだろう?と考えた。

2018年3月14日水曜日

神楽坂モノガタリなど

ミーティングついでに神楽坂を歩いてきました。

最初はラカグに立ち寄って。本は企画によって入れ替えるみたい。もとは新潮社の倉庫ですよね。



2018年3月13日火曜日

最近、読んだ本たち

最近、読んだ本の報告。


まず、『苦海浄土:わが水俣病』。著者の石牟礼(いしむれ)道子さんはつい先ごろ、お亡くなりになりました。水俣病の記録にして、死霊と生き霊の声を響かせる、とまで言われる文学。

哲学カフェに参加してきました。

先日、新宿で開催されたエスプリプロジェクトの哲学カフェに参加してきました。陽の当たる明るいカフェで、13人(この日は多かったそうですが)、和気あいあいとしたよいムードでした。


哲学カフェは、もともと市民が集まるイベントです。この会もその通りで、哲学専攻のゼミとはずいぶん異なった雰囲気。どちらかというと、哲学を追求するのではなく、身近な問いを題材におしゃべりする仲間たち、という印象。

よいコミュニティ。楽しかったです。

2018年3月4日日曜日

【ご報告】本のカフェ第43回「2017〜2018年の本」@東京

日時:2018年3月3日(土) 13時〜15時
場所:恵比寿カフェ カルフール
参加者:7名+主催者 
参加費:1000円+ワンドリンク
    * 25歳以下の方、ワンドリンクのみ。


今回は2017〜2018年に出版された「新しい本」を紹介しよう、というテーマで開きました。

2018年2月27日火曜日

「珈琲と本365日」

ブログタイトルを変え、デザインで遊んでみました。



2018年2月9日金曜日

【ご報告】哲学カフェ:テーマ「遊び」@東京

日時:2018年2月4日(日)17-19時
場所:恵比寿 カフェ カルフール
定員:8名+主催者
参加費:1200円+ワンドリンク
(25才以下は600円+ワンドリンク)


今回は、前半に主催者によるトークがあり、後半に参加者みんなでテーマについて語る、いわゆる「哲学カフェ」をもってくる形式でした。

哲学カフェ:テーマ「遊び」レジュメ公開


2018年2月4日(日)に東京、恵比寿で開かれた、哲学カフェ:テーマ「遊び」の主催トーク用レジュメです。

2018年1月30日火曜日

【読書会】本のカフェ第43回「2017〜2018」@東京、恵比寿


〜オブザーバーを募集中〜

日時:2018年3月3日(土) 13時〜15時(12時40分から喫茶スペースで受付開始)
場所:恵比寿カルフール の ギャラリールーム(JR恵比寿駅、徒歩4分)
定員:10名 
参加費:1000円+ワンドリンク
    * 25歳以下の方、ワンドリンクのみ。

本のカフェは、本の紹介を通じて交流する読書会です。初参加の方も歓迎します♪ 今回は「新しい本」特集です。2017,2018年に出版された本をご紹介ください。

新年のご挨拶とジャズと

みなさま、新年あけましておめでとうございます。🎍
……遅ればせながら、ブログを更新。1月のうちなので、ぎりぎり?



去年は『遊戯哲学博物誌』を公刊できたのがなにより。
出版のために半年ほどエネルギーも使ったけれど、15年くらいこの一冊にこだわってきたのだから、肩の荷が降りました。その先の展望も(「遊び」をテーマに哲学カフェを開きます)見えてきた気がします。

さて、今年の抱負は「運動する」。本や文化活動もよいけれど。先日の雪かきもよい運動になりました。

***

最近、縁あってジャズをよく聴いています。二十歳の頃から長いブランクを経て好きでいるジャズ。歴史も楽しく、油井正一さんの愛読者。


ぼくはApple Musicに加入していますが、今年に入ってECMレーベルが聴けるようになりました。ジャズや民族音楽風のユニークな音源を持っているところ。

さっそくキース・ジャレットのLIVEシリーズや異才のサックス奏者たるヤン・ガルバレクなどをかける、が、聴き切れない……♬

チック・コリアの『Return To Forever』も素晴らしかったです。

今年もよろしくお願いいたします。

「雨と木曜日」終了のお知らせ


このブログで更新してきた「雨と木曜日」が150回を迎え、これを機に方向転換のため、シリーズを閉じようと思う。

雨と木曜日は、最近飲んだ珈琲やよかった本、音楽などを紹介するエッセイで、近況報告を兼ねていた。ただ、「雨と木曜日」というタイトルでは初めてブログを訪れてくれたひとには中身がわかりづらく、また、木曜日ごとに更新するのも時間が足りなくなっている。

今後はシリーズ名をつけずに、余裕のあるとき更新するスタイルにしたい。いままで、おつきあいありがとうございました。

2018年1月13日土曜日

【告知】哲学カフェ:テーマ「遊び」



札幌開催のとき、哲学カフェ

2018年2月4日(日)17-19時(16時40分頃、受付開始)
恵比寿 カフェ カルフール Bルーム(JR恵比寿駅 徒歩4分)
定員:8名+主催者
参加費:1200円+ワンドリンク(25才以下は600円+ワンドリンク)

〜このイベントは終了しました〜

「遊び」って真剣なもの?不真面目なもの?取り組むこと?怠けること?ときに聖なるもの?いやいや俗っぽいもの?ーー「遊び」から広がるイメージや連想を共有してみよう!という哲学カフェ。