2015年5月31日日曜日

札幌便り(31)


札幌の生活にもだいぶ馴染んだ。毎年、眺める芝桜の群れ。

芝桜四つの島に四つの色

2015年5月30日土曜日

Q&A「ビッグイシューってなに?」第2号


前回、Q&A「ビッグイシューってなに?」では、雑誌ビッグイシューを初めて知るひとに向けて、紹介してみました。さて、今回はもう一歩、踏み込んでみましょう!

2015年5月28日木曜日

雨と木曜日(48)

2015.5.28.


今回は、すずかけの木の初夏〜徳光珈琲〜『ギルガメシュ叙事詩』。

2015年5月26日火曜日

【本と珈琲豆】『エウロペアナ』

〜本と珈琲豆は、気楽な書評コーナーです〜


第1回日本翻訳大賞受賞。チェコ出身の作家が2001年に出した、20世紀の総括。『エウロペアナ 二〇世紀史概説』。それは奇妙で読みやすい歴史物語。

2015年5月24日日曜日

ぱっと開いての品定め(本)


本屋さんで本を選ぶときは、「ぱっと開いての品定め」ができる。ほんとうに、真ん中のあたりをぱっと開いてみる。そこに、一冊の雰囲気や質が浮かび上がる。

2015年5月21日木曜日

雨と木曜日(47)

2015.5.21.

今回は、ウクレレ「カイマナ・ヒーラー」〜ネルソンズコーヒー〜スピノザ『神学政治論』。

2015年5月20日水曜日

Q&A「ビッグイシュー」ってなに?


これ、ビッグイシューという雑誌、見たことありませんか? 東京や大阪ではよく見かけるかもしれません。地方にゆくと、なかなか機会がないかな。そう、ホームレスを支援する雑誌です。名前くらいは聞いたことないでしょうか?

【本と珈琲豆】『ミラノ 霧の風景』(須賀敦子)

須賀敦子さんは、戦後、ご自身が20代の後半から40歳くらいまでのあいだ、イタリアに暮らしていた。その回想録のようなエッセイが『ミラノ 霧の風景』だ。

2015年5月15日金曜日

【ご案内】本のカフェ×ビッグイシュー×MORIHICO.

*このイベントは終了しました。*

日時:2015年6月6日(土) 15-18時
場所:Plantation(プランテーション) 3F グルニエ
定員:12名
参加費:1500円(ドリンク込み)

今回は、雑誌「ビッグイシュー」をテーマにした本のカフェ第2弾。札幌を代表するカフェブランド MORIHICO. のPlantationにて、広々した「屋根裏」(グルニエ)を貸し切って、ワークショップ風に開催します。


2015年5月14日木曜日

雨と木曜日(46)

2015.5.14.


新緑の季節。アカナラの並木道は涼やかな葉っぱの屋根をもつ。ひとつひとつが、去年の冬には枯れ葉となって落ちたにょきにょきしてばさっとした赤茶けた葉っぱの、小さな薄緑だ。カツラの木も丸い葉を枝に這わせるようにびっしりとくっつけている。樹皮は白みがかって縦に割れる。すずかけの木は丸い実をずいぶん前から、冬から、ぶら下げていてときどき落っことす。割れるとふさふさした綿毛のような茶が散る。葉は手のひらのよう。

***

札幌の佐藤珈琲へ初めてゆく。宮の森の住宅街と商店のあいだといった場所。ガラス張りのモダンな外装で、店内はコンクリート打ちっ放し、厚い木の大板を使ったテーブル。ガラスのコップや持ち込んだ本がインテリアの一部になるような雰囲気。喫煙可。音楽はロックやジャズが流れる。ジャズが一番お店に合って落ち着く。ティラミスはしっとりとさっぱりと。カカオがよく利く。なにより珈琲は深み、奥行き、香り、素晴らしかった。

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『戦略は一杯の珈琲から学べ』はおいしいビジネス書。ブラック金融を辞めた若い女性がコーヒーの会社に入る。カフェから豆の仕入れ、焙煎までを手がける中小企業だ。そこで、なにも知らなかった珈琲のビジネス史について学び、ひとと出会い、成長し……という小説スタイルで書かれつつ、そこにスターバックスの広報戦略から、セブンカフェの軌跡、ドトール創業の記録、缶コーヒーの開発まで話題が盛られる。楽しい力作。


【書誌情報】
『戦略は「一杯の珈琲」から学べ!』、永井孝尚、KADOKAWA、2014

2015年5月12日火曜日

未知との遭遇

ラテンジャズを聴いていたら、定番曲の「枯葉」に出会うが、異色のサウダージ(郷愁)。そして、それ以上に Voodoo Suite(ヴードゥー組曲)のアフリカっぽさに驚く。

アマゾン先住民の本を読めば、想像もできなかった世界が広がっているし、いままでにない感覚をもたらす抽象画を見ることもある。未知との遭遇。

旅と病気のエッセイ


僕は旅に出ると、たいてい必ず調子を崩す。旅先のベッドで休んでいたり、駅でおなかをこわしたり、炎天下でふらついたり、なんらかの身体トラブルに見舞われる。

2015年5月11日月曜日

【ご報告】本のカフェ第18回@札幌

日時:2015.5.10.土 15-17時
場所:Cafe & Shop Seed
参加:10名
参加費:1500円


地下鉄、西18丁目駅から徒歩1分、カフェ&ショップのSeedさんで本のカフェ。オリーブオイルを使ったシフォンケーキとアイスクリーム、コーヒーや紅茶を片手に3人の紹介者さんがお話ししてくれました。

2015年5月6日水曜日

【場面】手を離した蟻

とある芸術家の方と話をしていた。

「象徴的な話になるけれどね」と断って、「中学生の頃に浜辺で蟻をじっと見ていたんだね。棒きれを右手で持ち上げると、低い方から蟻が上がってくる。手元まで来ると、左手に持ち替える。そうすると、ちょんちょんと、触覚を動かして、また手元の方まで上ってくる」

「それをくり返していたら、ぱっと蟻が手を離したんだ。そして、どこか向こうへ去って行った。そのとき思ったよね、こんな小さな棒きれを行ったり来たりする世界から、手を離せば、広い世界が開けているんだって」

そうして、その方は中学を卒業すると同時に親元を離れたそうだ。


【俳文】札幌便り(30)


東京の花の頃、散策。ヤマザクラが咲いて、ソメイヨシノがゆっくりと後を追う。

翡翠(カワセミ)は一目散に花の雲

しゅっと一直線に飛ぶ、翡翠。花の下に潜り込む。

2015年5月4日月曜日

【ご報告】リラックス・ミュージック・ナイト

2015.5.2.土 18:30 - 20:30
札幌 詩とパンと珈琲 モンクール
参加:12名
参加費:1200円(パン、ドリンク付き)


5月の札幌で、リラックス・ミュージック・ナイトを開きました。

2015年5月1日金曜日

安田侃のことば

北海道の美唄出身の彫刻家、安田侃。

あるとき、すぐれた作品ができたと自負する芸術家にこう語ったという。「君は自分自身を超える作品を創造することなどできないのだよ。自分が有頂天になるような作品を造っては駄目だ。」

また、「己に抵抗のあるものを、そして創らずにはいられぬものを生み出しなさい。」とも。

東京都庭園美術館の図録2001より。