2021年3月16日火曜日

「エシカルな生活、サステナブルな暮らし」ってどんなもの?(私のケース)

 

山桜は散る頃

「エシカルってなに?」「エシカル、なにからはじめたらよいですか?」と、取材や対談で聞かれ、話す機会があります。

いろいろに答えるけれど、僕の生活をレビューしてみることにしました。

以下、雑談めいたエッセイです。スマホで読むと長いです。すみません。。


まず、「なにがエシカルか?」はけっこう難しい問いです。わりとなんでもエシカルだからです。

「サステナブルな暮らし」の方は、もうちょっとわかりやすい。

持続可能な暮らし、という意味なので、「それを長く、たとえば10年、続けられるか?」と問うてOKなら、それは「サステナブルな暮らし」です。

僕の生活は、わりとサステナブルだと思っています。こんな感じです。

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食事。

僕は「料理はできます」とよく答えます。

ですが、そもそも「料理ができない」の意味がよくわからない、と感じます。学生さんや中高年の男性にいるらしいですが…。

スキルとしてなにかが足りないのかもしれませんが、ご飯を作って食べるのは当たり前、という気がします。

炊飯器でお米炊いて、味噌汁はてきとうに作って、りんごを剥いて、あとは惣菜でも足せば、立派な食事になります。

なにかができないひとをばかにするつもりは本当にないのですが、「料理ができない」は、「本が読めない」とか「散歩ができない」と言うくらい、よくわからないな?と感じます。

*あまりに過酷な状況は除いて…。


閑話休題。

僕の料理は、煮物や味噌汁、肉を焼く(豚肉の生姜焼き、鶏そぼろなど)、魚を焼く(フライパン。手間のないやつ)、炒めもの、ほうれん草などの葉物を茹でるなど。

以前、若い友人に「木村さん、何作るんですか」「煮物とか」「作っていそうwww」と笑われて、なぜか傷ついたのですが、やっぱりこだわりのコクうまカレーとか、ペペロンチーノをさらっととか、バーベキューや鍋を取り仕切れるくらいの実力がないと、友達の間で人気が出ないし、彼女が遊びに来ないのでしょうか?

それはさておき!


つまり、自分や家族が「持続可能に食べられる」生活はできます。

ふつうのスーパーで売っている素材で料理できる、栄養もバランスがとれる、ということ!

IHでもガスコンロでも、でかい包丁でも、フタの合わないフライパンでも困らないので、旅先のゲストハウスとか、一人暮らししていた時の狭いキッチン( IH 一口のみ)でも、同じように料理ができます。

そういう意味では、「生活力」はある方なのかも!

これが「倫理的」(エシカル)なのかはさておき、「サステナブルな食生活」です。

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ついでに、食べる流れでいうと、一時期カレーをイチから作ることを試したのと、ハーブティーに凝って自分でブレンドしたことがあるので、スパイスやハーブもあれば、使えます。

味付けは基本、和食で、そこに中華風の味付けを混ぜます。化学調味料の類は、ほぼ使わないですね。

唯一、こだわりたいのは塩かな。塩化ナトリウムみたいな合成されたのではなく、海塩で、三陸や沖縄で作った塩が好きです。

塩は料理の基本だから。神棚にもお供えしたりするくらい、昔から基礎なのです。たぶん。。

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次はファッション。

僕はおしゃれが好きです。

外から見て、おしゃれかどうかは知りませんが、服や靴は好きです。帽子も昔から好きです。ただ、アクセサリはほとんどつけません。

僕のエシカルアイテムをご紹介。

まず、7,8年履き込んでいるジーンズ。

ユニクロです。もはや「デニムの味が出る」というより、白っちゃけるくらい履いています。気楽!

何度か、友人知人から「そのセーターおしゃれだね!」「今年買ったの?」とさえ言われたことがあるのは、H&Mでかなり安く買ったセーター。

少しシミがついた以外は新品のように、10年ほど着ています。なんでこんなに長持ちするんだろう…。


あとは、オールバーズの靴やジャパンブルージーンズを、去年買いました。これらはこだわりのエシカルなアイテムだし、値も張りますが、両方、大のお気に入り。長く大切に使います。

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「おさがり」。

誰かが使っていたのをもらって使うのも、エシカル。

捨てないから。長く使えますね。それに、人の縁。

春夏のストールは、譲り受けたもの。
「布」というブランドで、青山や表参道にお店があるのか、忘れてしまいました。

祖父の万年筆は、遺品ですね。Parker.

あと、BOSEのスピーカーは15年くらい前のものですが、祖母の寝室に置いていたもので、祖母の死後、僕が引き取りました。

「おさがり」とは言わないか。形見か。

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日々の生活、掃除。

朝、起きると雑巾がけをすることがあります。フェイスタオルの古いやつ。

掃除機はあまりかけません。面倒だから…。

以前、からだを拭くのに、使い捨てのボディシートを使っていましたが、今は家ではミニタオルを使っています。けっこう毛羽立ったお古のやつ。


珈琲が好きです。

さて、コーヒーは豆を挽いたりしてハンドドリップしますが、そのかすを、天日干しにして、部屋の消臭剤にしています。


あと、朝晩、5分くらい瞑想します。スマホが気になるとか、ワーカホリックが軽減します。

心のサステナビリティというのか、エシカルな習慣のつもりです。

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仕事。

よく紙のノートを使います。ツバメノートが好き。シンプルでにじまない。

ペンは万年筆か、えんぴつ。

「紙はエシカルじゃない」(ゴミが出るので!)と、言われそうですが、一日中、PCに向かってブルーライトを浴びている方が、サステナブル(持続可能)でないでしょう。

肩とか痛いです。朝、眼がしょぼしょぼします。

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長くなりましたが、こんなところです。

あとは散歩もしますが、その話はもういいや、また今度。


札幌で一人暮らしを4年ほどしていましたが、やっていることが変わらないですね。

僕は地元が好きですが、ほかの土地へ行っても、同じような暮らしができると思います。

その点、サステナブルと言えます。弾力性、レジリエンスというか、大事ですよね。


体力はもっとつけるよう、改善します。

太極拳と合気道が好き。達人の伝記を読みます。

伝統のエシカル、文化のエシカル。


では、おつきあいいただき、ありがとうございました。

こういったところから、「エシカル」と「サステナブルな暮らし」の意味を見直して、エシカルSTORY の仕事に活かします!


おしまい